「メカ、エレ、ソフトの三位一体だからこそ提供できる価値」を河野さんに聞いてみた。
- takahiroiwata
- 2019年4月24日
- 読了時間: 7分

上場会社で要職を務めた河野さんが、KYOSOテクノロジに入社した理由とは? KYOSOテクノロジの今後の可能性と大切にしている技術的スタンスなどざっくばらんにお聞きしてみました!
少数精鋭の部署でリーダーを担う
-経歴について教えてください!
大学院で電子工学課(計測工学)を選考していました。 卒業と同時にソフトウェアの受託開発をする上場会社に入社しました。 ハードウェアの設計開発者として、産業機器をはじめいろいろな製品の開発に携わらせていただきました。 メイン事業であるソフトではなくハードを担当する部署であったため、 ただでさえ少人数ということもあり、2~3ヶ月程度のプロジェクトを常時5~10つを掛け持ちしている状態でした。
-かなりハードな気がしますが…
そうですね。(笑) 入社してから4年ほどで部署リーダーになりましたが、 当時部署にいるのは私と新卒メンバー2人の計3名でしたね。 実働的なプロジェクトリーディングやメンバーマネジメントはもちろん、 営業もやりながら部署としてのPL(損益計算書)を見ることもやりました。 退職する時には10人ほどの組織になっていましたね。

-すごいですね…!どんな技術に触れてこられたんですか?
本当に様々な経験をさせていただきました。 当時は世界No1高速を誇っていた光回線にも携わらせていただきましたし、 先端技術を搭載したガン検査装置、最近CMでも流れている自動搬送車(AGV)のバージョンアップ前のものなど。 製品もかなり幅広く関わることができました。
転職理由は「お客様にとって一番良いものを提供できる姿勢と環境」があること
-そんな1社目を辞めようと思われたのはどんな理由からですか?
もともとメイン事業がソフトウェアの領域であったのですが、急遽ハードウェア事業の縮小を経営方針として発表されました。 具体的には実際の設計・開発業務などを外部の協力会社に依頼するというものでした。 技術屋としての自負があり自分たちで技術を作らないことへの抵抗があったので退職を決めました。
-KYOSOテクノロジへの入社理由は?
自社で受託組織を持っていて、メカ、エレキ、ソフトとワンストップで質の高い技術支援ができる点ですね。 転職活動をしていて感じたことですが、メカ、エレキ、ソフトを三位一体で提供できる企業は意外と少なかったです。 そんな中、KYOSOテクノロジは三位一体の技術サービスを提供できることに加え、 メカ、エレキ、ソフトの共通言語である「お客様にとって一番良いものを提供するには?」といった観点で、 ディスカッションをながら開発を進めていくスタイルがとても魅力的でした。 結果的に質の高いサービス提供ができそうな感じがしまして、転職を決意しました。 転職活動を開始したのが、45歳の時だったので不安がありましたが、 なんとか無事に終えることができてよかったです。(笑)
-なるほど、KYOSOテクノロジのような受託系の会社以外にメーカーなどは検討されなかったんですか?
そうですね、考えましたね。
ただ、1社目の時に関わらせていただいたメーカー様で実際に働いて感じたことがいくつかありました。
・メーカーの場合、一つの商品のバージョンアップがメインでいろいろな製品や分野に関わることができないこと。
・また特に大手企業だとガチガチにルールが決まっていて、フットワークが重くキャリアの幅が狭まりそうだと感じたこと。
これらの理由から受託をメインにやっている企業に行きたいと思うようになりました。
・様々な分野の様々な製品に携わりたい。
・会社の規模から自由度が高そうな会社で働きたい。
・裁量を持ってダイナミックなことに挑戦したい。
・技術的なスタンスがフィットする会社で働きたい。
結果、KYOSOテクノロジへ入社を決めました。
お客様に提供するもの。それは「技術」ではなく、「技術サービス」
-河野さんが大切にされていた技術的なスタンスってどんなものだったんですか?
『技術サービス業』ですね。 技術屋は単にモノづくりをするのではなく、お客様に満足してもらう製品を作ることが求められると思っています。 ですので技術者として成長実感を感じる時は、お客様に喜んでいただけるモノづくりができた時ですね。
-そのために心がけていることはありますか?
一番はお客様のニーズを潜在的なことも含めて「聴く」ことですね。
お客様が自分たちがほしいと思っている製品の仕様書を持っているということはほぼありません。
仕様書ができていれば我々のような技術屋には持ってこられないと思います。(笑)
一番多いのは、イメージレベルで「こんなものを作りたいと持っている」と漠然とした内容です。
そのため、背景やどんなことをしたいのかなど細かく聴いていき、
こちらから「こんなイメージですか?」「こんなものではないでしょうか?」と提案する過程で、
お客様と一緒に製品作りをしていくイメージです。
最終的に形にして「こういうものが欲しかったんだよ!」というお声をいただけた時が今も昔も一番嬉しいですね。
-入社後のギャップはありましたか?
いえ、面接で詳細にお話しいただけたからこそ入社後のギャップはありませんでした。
-今後マーケットに対して、KYOSOテクノロジが提供していくべきこととはなんでしょうか?
KYOSOテクノロジらしさをもっと形にしていきたいですね。 例えば受託と派遣の連携を強化していくことがまずはあげられるのではないかと思っています。 メーカー様などに直接常駐しているからこそ得られる情報を使って、 受託部門につなぎKYOSOテクノロジALLでご支援する。 KYOSOテクノロジで提供できる領域はもっとあると思いますので、 その辺りは強化していきたいですね。 また、一方でKYOSOテクノロジらしさや目指す世界観を社外を含めてもっと発信していきたいですね。 我々の目指すことに賛同していただけるお客様と一緒になって作っていき、 結果的にKYOSOテクノロジのカラーが作られていく状態を作りたいと思いますね。
メカ、エレ、ソフトの三位一体だからこそ提供できる価値とは?
-中途入社だからこそ感じられる河野さんから見たKYOSOテクノロジの可能性ってどんなものがありますか?
メカ、エレ、ソフトの三位一体を連携して質の高い技術サービスを提供している会社であると大変感じています。 その良さをもっと生かしていける可能性があると思っています。 KYOSOテクノロジ=「圧倒的にこの分野は強い」と認知してもらえるようになりたいですね。 関連会社であるリソースも活用しながらやっていけると広がりそうですね。 例えば、関連会社であるITソフトウェアに強いKYOSO社と連携してメカトロ二クスとIoTとの連携など。 ビジネスにおいての決まったルールと言いますか、型がないことがある意味伸び代があると思っています。

-実現に向けて必要なアクションってどんなことがあげられますか?
あーしたいこうしたいを社内で議論して簡単なものを作ってみる。 もちろん受託部門と派遣部門それぞれで得たノウハウや知見を生かして、 お客様が何を求めていそうか?などを踏まえてです。 出来上がったものを展示会などで、お客様に直接聞いてみる。 このサイクルスピードを速めていきたいですね。 KYOSOテクノロジはチャレンジに対して寛容的なので実現できると思っています。 費用対効果ではなく、やりたいことに対してYesを決断してくれる風土と言いましょうか。 言い出しっぺがプロジェクトマネージャーをやることになるのですが。(笑)
-最後に、「KYOSOテクノロジのエンジニア」とはどんな人材だと思いますか?
まずお客様に向き合ってより良いものを提供しようと探求し続ける方でしょうか。 自分よがりではなく、お客様目線に立ったものづくりができる方ですね。 そんな方がKYOSOテクノロジらしさのあるエンジニアだと思います。
-本日はありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。



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